2022年07月07日掲載
障害の程度や年齢に関係なくスポーツを楽しんでいただくため、7月3日、県社会福祉会館の体育館で「軽スポーツレクリエーション大会」を行いました。県内の障害者団体に所属する9市町の63名がボッチャ競技を行い、心地よい汗を流しました。
ボッチャは、ジャックボールと呼ばれる白いボールに、より近くボールを寄せたチームが勝つスポーツです。参加者は視覚や聴覚、四肢や内部等さまざまな障害を抱えているものの、それぞれの持てる力を生かして競技に臨みました。
にかほ市の今野光芳さん(61)は視覚に障害があるため、審判にジャックボールの位置で手を叩いてもらい、音を頼りに投球しました。何度か違う方向に転がしてしまいましたが、3試合目でジャックボールの近くにピタリと寄せることができ、「たまたまだけど嬉しかった」と照れ笑いを浮かべていました。
エントリーした18チームのうち、頂点に立ったのは秋田市の「さきほこるS(えす)チーム」です。キャプテンの小松明子さん(71)は仲間と月2回程度練習に励んでいるそうで、「チームワークで勝てたことがうれしい」と笑顔を見せていました。