独立行政法人国民生活センター発行の「見守り新鮮情報第491号」【高額な前金を支払ったのに…リフォーム工事の契約トラブル】について

2024年09月09日掲載

 独立行政法人国民生活センター発行の「見守り新鮮情報第491号」【高額な前金を支払ったのに…リフォーム工事の契約トラブル】を掲載します。

【内容】
 雨漏りがあったため、事業者に見てもらったところ「腐っている部分がある」と言われ屋根工事をすることにした。見積り額が約450万円と高額だったので、他社からも見積もりを取り比較しようとしたが「当社は職人がそろっており工事が早く済む」と言われたため契約した。
 工事前に半額程度の金額を支払ったが、足場を組んだ後になって「職人の手配ができず工事は約半年後になる」と告げられた。解約を申し出ると解約料がかかると言われ、納得できない。(60歳代)

【ひとこと助言】
〇外壁や屋根などの戸建住宅のリフォーム工事で、高額な前金を支払ったにもかかわらず、なかなか工事が進まないなどの相談が寄せられています。

〇契約する前に複数の事業者から見積もりを取り、費用だけでなく、工期や施工体制、保証内容等についても十分検討することが重要です。

〇高額な費用の全額前払いは避け、完成後の支払いを主とした契約にしましょう。

〇工事が滞った際の備えとして、遅延補償の定め等が契約書にあるか確認しましょう。

〇困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。


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